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カテゴリー別アーカイブ: 大学とは何か / On university

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MOOCの拡大: 学術会議シンポ基調講演から

スタンフォード大学のMitchell L. Stevens教授(教育社会学)による基調講演のダイジェスト動画(講演そのものは別のところでの配信です)。
デジタル化の進展は,学校という仕切られた垣根をなくしつつあると言われます。アメリカでの拡大を皮切りに日本でも放送大学を拠点に導入の試みが始まっています。 “why don’t we deliver educational services directly to users?” との問いかけは,これまで政治(国民国家形成)と結びついてきた大学のあり方に変化を迫っているようです。

◎日本学術会議オフィシャル告知
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/184-s-3-3.pdf

◎Stevens教授の「education’s digital future」

http://edf.stanford.edu/people/mitchell-l-stevens

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吉見俊哉『大学とは何か』を読む(3・完)

香港大學(梅堂及儀禮堂) The University of Hong Kong (Elio...

香港大學(梅堂及儀禮堂) The University of Hong Kong (Eliot Hall & Meng Wah Complex) (Photo credit: Wikipedia)

ブログを開始して以後、(1)(2)にわたって「大学とは何か」をじっくり考えてきましたが、そろそろ一区切りにしたいと思います。連載の最後として、第三の役割、社会への発信・還元という切り口から考えてみたいと思います。お話しのエッセンスは先週の記事に英語でも公開しています。

(さらに…)

吉見俊哉『大学とは何か』を読む(2)

前回のポストから日が空いてしまいましたが、再び大学の話しに戻ります。

5月5日の記事では変容する大学に触れましたが、今の大学に期待されている役割は大きく三つあると思います。第一に学術研究、第二に教育、第三に社会への発信と還元です。前回の記事では大学と学術研究の関わりを取り上げました。今回は主に、第二の教育に焦点を当て、関連する記事も参照しつつ吉見氏の議論を読みといてみたいと思います。 (さらに…)

吉見俊哉『大学とは何か』を読む(1)

ブログの本格運用に際して,おそらく私にとっていま最も大事な問いから始めたいと思います。 いろいろなきっかけが重なり,私は大学出版部というところで仕事をしています。大学は大学出版部にとってクライアントであると同時に,プロデュースすべき文化資源でもあります。ビジネスに際しては相手をよく知る必要があるわけです。年がら年中考えているわけでもありませんが,ふとした時に「大学とは何か」と疑問が湧きます。

ところが実際は,大学のほうが,学生の頃も含めて出版業界よりも長く接しているはずなのに,実体を未だつかめずにいます。ただ書店の棚を眺めても「大学とは何か」をめぐる本が増えているのを見ると,そのぶん世の中の注目を集めているのかなと思います。それは理由なしに人々の注目を集めるわけではなく,産業システムにとっての役割が無視できない大きさに達しているからではないでしょうか。 (さらに…)