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1997年 トロップの新潟公演

筆者が高校の頃を境に,地元の音楽ホール事情は飛躍的によくなってきました。当時から捨てられずにいる一枚のプログラム冊子があります。彼が弾いていたのが,確かベーゼンドルファーでした。

1997年4月6日 15:00 於・だいしホール(新潟市)

ピアノ:ウラジーミル・トロップ

ブラームス:

シューマンの主題による変奏曲 作品9

二つのラプソディ 作品79

四つの小品 作品119

ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 作品35

スクリャービン:

二つのプレリュード作品27

三つのエチュード作品65

当時まだ,中学生だった筆者は細かいことは忘れましたが,その深い暗さを湛えた演奏に衝撃を受けた記憶があります。特にショパンのソナタでは第3楽章(葬送行進曲)からの不気味な終焉,最後に弾かれたスクリャービンのよく分からないけれど強烈な高まり…今思えば本当に貴重な経験だったと懐かしく振り返ります。当時はまだ隣の市まで出かけることも稀。このホールの向いにある某国内チェーンのコーヒーショップも忘れがたい思い出です。

日本でも確か群馬県が精力的に招致を行い,毎年恒例のセミナーも開催されていたようですが…ここ数年はご来日はない模様。北米のスミス・カレッジ(単科大学)でマスタークラスに臨む彼の映像をご紹介します。

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